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あなたの「#映画で印象に残っている階段」といえば?

どうもちまめです。

先日、Twitterのトレンドで面白いタグがあり、「おやおやちょうどこの前映画(アニメ)の階段について書いたな?」と思いだしたついでに記事にしてみました。

 ↓がその記事です。(ついでに見てね)

chiccinoblog.hatenablog.com

 

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Twitter上では王道のものからかなりマニアックなものまで多くの映画の「階段シーン」が挙げられていましたが、みなさんの印象に残る「階段シーン」は何でしょうか?

映画史に残る超有名な「階段シーン」

映画史上最も有名で且つその後の映画にも影響を与えたものとしてセルゲイ・エイゼンシュテイン監督の『戦艦ポチョムキン』の「オデッサの階段」が私も一番最初に思い浮かびました。『戦艦ポチョムキン』とは当時のソ連による共産主義プロパガンダ映画とされています。その映画の最も盛り上がるのがこの「オデッサの階段」で市民が虐殺されるというワンシーンです。

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もちろん、このシーンだけでもとても見応えある場面ですが、是非全編観て欲しいと思います。特にエイゼンシュテインが意識的に行ったモンタージュの部分もこの映画の一つの特徴です。

そして、何よりこの「オデッサの階段」は先述のように以後の映画で度々パロディ化されています。「#映画で印象に残っている階段」のタグでもこの『戦艦ポチョムキン』同様に多くの方が挙げていたのはブライアン・デ・パルム監督の『アンタッチャブル』です。この映画はギャングと警察官との対立を描いた映画で、一見全く関連性は無いように思われますが、このショットを観て頂ければ一目瞭然です。

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階段を一人でに下ってくる乳母車は「ポチョムキン」のまさにそれです。ここまで明らかなパロディは他にはないでしょう。

オデッサの階段」の影響は日本映画にもあります。黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』という1958年の映画です。

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こちらは戦国時代を舞台にした作品で、このシーンは「ポチョムキン」同様に階段の下から鉄砲を持った兵士が上にいる敵に対して乱れ打っているところです。「オデッサの階段」ほどの規模ではありませんが、このシーンもまた見応えがあり、印象的な「階段シーン」と言えるでしょう。

ホラーと「階段シーン」の相性

もう一つ私が好きなジャンルであるホラー作品からも様々な作品が挙げられていました。その中でもトラウマになってしまいそうなレベルで印象に残るものを紹介したいと思います。

まずはウィリアム・フリードキン監督の『エクソシスト』です。この映画を御覧になったことがある方ならすぐに分かると思いますが、リーガンという悪魔に憑りつかれた女の子が奇行に走り階段をブリッジでものすごい速さで駆け降りるというシーンです。

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明らかに人間の意志ではない恐ろしい何かによって動かされているこの娘の行動に初見で観たときは唖然としましたね。因みにこのシーンで最もトラウマになるのはこのスクリーンショットの直後のクロースアップされたリーガンの顔です。(ここではあえて画像は貼りませんが気になる方はぜひ本編をどうぞ)

この『エクソシスト』に劣らずトラウマになったであろうホラー映画の「階段シーン」と言えば清水崇監督の『呪怨』の伽椰子が例の家の階段から這いつくばって降りてくるシーンも忘れられません。

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このシーン何が嫌だって滅茶苦茶長いんですよね。元々伽椰子の動きはゆっくりですが、それ以上に二階から一階に降りてくるまでをずっと映しているのがその根拠と言えます。こんなシーンを長々と見続けたらそりゃトラウマにもなるし、印象に残りますよね。(嫌な意味で) これを観て以来、一軒家の階段には何となく恐怖感を覚えるようになりました。

個人的に印象的だった映画の「階段シーン」

ここまでは主にTLでも複数の方が挙げられていたなかで、私も好きな映画をピックアップしました。この他にもアルフレッド・ヒッチコック監督の『めまい』や深作欣二監督の『蒲田行進曲』なども個人的には「なるほど」と思いました。

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Twitterであまり挙げられなかった映画で私が最も印象的だった「階段シーン」はラース・フォン・トリアー監督の『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のラストシーンの部分です。元々この監督の作品が大好きである私ですが、やはり『ダンサー・イン・ザ・ダーク』は外せません。この映画の「階段シーン」については階段そのものというよりそれを含めた一連の場面について強烈な印象があります。あまりに哀しいそのラストのなかでミュージカル調に目まぐるしい場面転換があるその一部で主人公のセルマが階段を上っていき、そしてその直後、、、

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このシーンをもし今後観ることがあれば是非このシーンの音楽に注目してください。本当にこのシーンは鳥肌モノですね。この映画本当に大好きな作品なのでおそらく今後も紹介すると思います。

まとめ

今回はTwitterで拾ったネタでいろいろ映画を紹介してきました。階段って身近にありすぎてあまり気に留めないものですが、こうして並べてみると「名シーン」とのシンパシーがあるのかもしれません。映画に限らずですが、確かに階段には何となく象徴的な意味や寓意性があるようにも感じますね。

こんな感じのちょっと変わった切り口で映画を比較してみるのも面白いですね。

ではでは!!