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誤解してはいけない日本の「リベラル」の定義

どうもちまめです。

連日国内のニュースは衆議院解散総選挙に関するものでにわかに盛り上がっていますね。私も一国民として政治について選挙前ぐらいは真剣に考えたいと思い、様々な媒体でニュースを注視するようにしていますが、その中で一つ疑問というか違和感のようなものを感じました。

それは各報道で頻繁に「リベラル派」という言葉が使われていますが、ここでいうところの「リベラル」と一般的なリベラルの意味がかなりかけ離れているのではないかということです。今回はそんな思想的なことについて私なりにちゃんと考えていきたいと思います。

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今の日本における「リベラル」とは?

そもそも、この総選挙やそれに向けた野党再編における「リベラル」の定義ですが、元々つい最近まで野党第一党であった民進党が希望の党誕生に伴って「保守派」「リベラル派」として分裂しました。その「保守派」「リベラル派」を分かつのが「安保法制」、その上にある「憲法改正」という議論に賛成か反対かという部分です。自民党は言わずもがな両件について賛成であり、希望の党も概ね賛成という姿勢です。一方でこれらに反対を示すのが立憲民主党社民党共産党です。その勢力を日本では「リベラル」という言葉で括っていますし、彼ら自身も「リベラル派」を名乗っています。

別にここ最近生まれた言葉というわけではありませんが、これらの野党再編の過程でメディアでは彼らの勢力を指す便利な言葉として当てはめています。

www.sankei.com

おそらくですが、このように盛んに使われ始めたきっかけはこの小池都知事の言葉によってだと思われます。

ではそもそものリベラルとは?

d.hatena.ne.jp

辞書での大体以上のようになっています。噛み砕いて言えば、「現状に対して柔軟に対応していくことを積極的に目指したスタンス」というわけです。

保守との対極にあるという認知で一般的には大丈夫なのですが、日本の場合では先ほども書きましたが小池都知事は「リベラル」という点を踏み絵として希望の党を作り上げようとしています。ここで「じゃあ小池新党は保守なのか?」という疑問も生じてきます。ここにこそ日本の「リベラル」または「保守」について考えるときのポイントがあるのです。

日本における「保守」と「革新」の逆転

日本の「保守」と「革新」の逆転現象こそが今の報道でされている少しおかしな「リベラル」という言葉を生んだ原因なのです。

戦後日本の政党についての変遷を一から書き出すと長くなりすぎるので割愛しますが、端的に言えば元々「保守」のスタンスにいた与党である自民党が徐々にそのスタンスを変え、自らの手によって様々な改革を進めました。(規制緩和などに代表される政策です)そして、今の日本を取り巻く状況が変化しているのに伴って自民党の安倍政権によって憲法改正の議論が生まれました。

現行憲法では現状を対処することが出来ないとして生まれた憲法改正という話についてよく考えるとこれって一般的なリベラルに近いと思いませんか?この保守政党であった自民党が自ら「革新」の立場に回ったことによって、それに反対する野党勢力が「リベラル」を名乗ることに違和感を感じているのです。憲法改正反対や安保法制反対というスタンスは一般的に見れば保守そのものです。野党は一貫して与党を批判し、反対する姿勢をずっと続けてきました。その一貫した姿勢が与党の変化に置いてけぼりになり、こちらもまた従来のリベラルと本質的な部分が矛盾してしまっているのです。現行憲法を維持してきた当人たちがそれを改めようとしていることによって本質的なスタンスとは裏腹にそれらの言葉が用いられてしまっているのだと私は考えます。

別に本来のリベラルと異なるスタンスだから野党はダメだとは思いません。しかし、与党はとにかくとして野党はおそらく死んでも「自分たちは保守だ」とは名乗らないでしょう。メディアの報道を見ていると「リベラル=自由」ということで表面的にしか野党を取り上げていないように感じます。そのような所謂レッテルにばかり注目されてしまっては本来大事である中身のほうに議論が行きません。

ですので私は

「リベラルという言葉を一度忘却して立ち返って判断しよう」

ということを皆さんに呼びかけたいです。日本における「リベラル」という概念に寛容になるのも大事ですが、選挙においてはもっと重要なことがあると私は信じています。

まとめ

このような感じで思ったことを素直に書けるブログはいいですね。やっぱり私は少なくとも野党勢力が「リベラル」を名乗っていることに納得はしていません。それを言いたいがためにたらたらと書かせて頂きました。

ではでは!!