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映画『ブレードランナー2049』についてしかし私はネタバレなしで語ることが出来ない。【感想】

トピック「ブレードランナー2049」について

どうもちまめです。

先日、以前記事にした『ブレードランナー2049』がついに公開されたので早速観に行ってきました!

chiccinoblog.hatenablog.com

今回はその感想などをネタバレを交えつつ書かせて頂きます。

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まずは率直に、、、

この映画を映画館で観ようとしたとき上映時間を見て震えました。

164分

長すぎ、、、

これには少し面食らってしまいましたが、観終わったら「あれ?162分もあったか?」というぐらいあっという間でした。ただし、一緒に見に行った友人は「流石に長すぎた」と疲れ気味でした。

前の記事でも書きましたが、やはり前作『ブレードランナー』は確実に見ておくべきですね。一応、前作のシーンが一部出てきますが、あまり説明的ではありません。

全体的に真相に触れる部分が少なく、一方で象徴的な演出が多かった印象です。

以下、ネタバレを多分に含みながら個人的に気になった部分をピックアップして書きます。

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レプリカントが見た奇跡

前作『ブレードランナー』の終盤で自らの寿命と葛藤しながら主人公デッカードに言い放ったバッティの「俺はお前たち人間には信じられない光景を見てきた。(以下略)」というセリフは本作の中でも特に印象的で且つ考えさせられるものでした。

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ブレードランナー2049』でも主人公のKが追い詰めた旧型レプリカントモートンが「解任」される直前に言った「お前たち(新型)は奇跡を見たことがない」というセリフ、彼らが見た「奇跡」とはレプリカントであるレイチェルが子を孕み、産んだことです。

レプリカントがどうしても克服できない人間との壁は「死」でした。それも人間が死ぬこととは違い一方的に設定され、その後に何も残すことが出来ないただの「死」です。

今作では新型のレプリカントを開発する会社がレプリカントの繁栄をもくろむ上でこの「死」を克服するべくレプリカントの生殖について迫ろうとします。そのためにレイチェルの奇跡を絶対に我が物とするべく暗躍します。

つまり、『ブレードランナー2049』では前作にもあった「死」と同時に「生」もテーマになっています。

記憶(メモリー)が体(デバイス)に定着していることだけが「生」なのでしょうか?

ブレードランナー』はしばしば「人間とは何か?」という根源的な問いを投げかけていると評されますが、『2049』では「レプリカント(アンドロイド)とは何か?」という一見明白な問いにも揺さぶりをかけている作品のように感じました。

ブレードランナー2049』のミスリード

この映画を初めて観た人は、物語終盤までKの戸惑いや葛藤からデッカードとレイチェルの子どもが彼なのかという勘違いをしたでしょう。

この当人すらも騙された作品によるミスリードによってラストの父と娘の再会のシーンがなぜか手放しで感動できるものではなくなってしまいます。つまり、「KはやはりジョーではなくKである」ということに終始してしまうことへのやるせなさである。

この部分について賛否分かれることもあると思います。

しかし、私があえてこの部分に解釈を見いだすとすれば、これは監督なりの前作からの「人間とは何か?」という問いへの回答ではないかと考えます。これがレプリカントの持つ「限界」であり、「レプリカントという存在には到達し得ない境地」ではないだろうか?

ここからは私の勝手な推測ですが、『2049』後の世界ではおそらくレプリカントも何かしらの手段をもって「死」に対して「生」をもって克服するのではないだろうかと思っています。しかし、それをもってしてもやはり人間にはなれないレプリカントのジレンマに直面するでしょう。

そんな続編があってもいいのではないかと身勝手な期待をしています。

まとめ

ブレードランナー』を観たことがある方は絶対観たほうがいいです!また、気になっているという人も今すぐ『ブレードランナー』を観てから映画館に行きましょう。

もうひとつ『ブレードランナー2049』について知りたい方はゲームクリエイター小島秀夫さんの記事も読んでみると面白いかもしれません。

bunshun.jp

今週はまた個人的に気になっているホラー映画『IT』も公開するのでしばらく映画三昧ですね。

ではでは!!